低頻度ストレージ、アーカイブストレージおよびディープアーカイブストレージタイプのデータを読みとる際に、データ取得料金が発生する場合があります。データ取得量は、ユーザーが実際に読み取った上記のタイプのデータのサイズに基づいて計算されます。
低頻度ストレージのデータ取得料金
|
低頻度ストレージタイプのデータは、データの読み取りまたはダウンロードを行う場合、バックエンドが先にデータを取得してからでなければ読み取りまたはダウンロードを行うことができません。このタイプのデータの取得料金は、ユーザーが実際に読み取ったデータのサイズに基づいて計算されます。 | | 従量課金 |
注意:
低頻度ストレージタイプのデータに対してライフサイクルポリシーを設定している場合(例:低頻度ストレージタイプのデータをアーカイブストレージまたはディープアーカイブストレージに移行するように設定)、ライフサイクルポリシーの実行時に低頻度ストレージデータのリトリーバル料金とリクエスト料金が発生します。
アーカイブストレージ/ディープアーカイブストレージのデータ取得料金
|
アーカイブストレージ、ディープアーカイブストレージタイプのデータは、復元(解凍)しなければ読み取りとダウンロードを行うことができません。このタイプのデータの読み取りとダウンロードを行いたい場合は、先に標準ストレージタイプのレプリカとして復元する必要があります。この場合、データの取得は解凍(アーカイブデータを標準データに復元するプロセス)とも呼ばれます。 料金は、アーカイブのタイプとリカバリモードの違いに応じて次の数種類に区分されています。 アーカイブクイック取得料金 アーカイブ標準取得料金 アーカイブ一括取得料金 ディープアーカイブ標準取得料金 ディープアーカイブ一括取得料金 | アーカイブストレージ ディープアーカイブストレージ | |
データ取得料金の課金方式と計算方法
|
従量課金 | 低頻度ストレージ(マルチAZ)データ取得料金 低頻度ストレージデータ取得料金 アーカイブストレージデータ取得料金 ディープアーカイブ取得料金 | 日次決済 データ取得料金 = 1GBあたりの単価 x 1日あたりのデータ取得量 |
データ取得価格
タイプ別のデータ取得単価については、製品価格をご確認ください。 課金の例
説明:
次の例に記載した料金価格は参考用です。実際の価格については、COS製品価格をご参照ください。 ストレージ量は2進数で計算されます。例えば、1TB = 1024GBとなります。
事例:低頻度ストレージ容量料金 + 低頻度ストレージデータ取得料金 + 低頻度ストレージリクエスト料金 + パブリックネットワークダウンストリームトラフィック料金
ユーザーのBさんが2020年11月1日に広州リージョンのCOSバケットに低頻度ストレージタイプのデータ5GBをアップロードし、翌日、パブリックネットワークを使用してCDNを有効にせずにこのデータを読み取り、リクエストが100回発生し、それ以外の時間には他の操作を行わず、前日に発生した料金を1日単位で決済すると仮定します。その場合、次のとおりとなります。
低頻度ストレージ容量料金:2020年11月2日より毎日決済されます。
低頻度ストレージデータ取得料金:2020年11月2日に決済されます。
低頻度ストレージリクエスト料金:2020年11月2日、3日に決済されます。
パブリックネットワークダウンストリームトラフィック料金:2020年11月3日に決済されます。
料金の分析は、次のとおりです。
低頻度ストレージ容量料金 = 0.018米ドル/GB/月/30 x 5GB x 30= 0.09米ドル。
低頻度ストレージデータ取得料金 = 0.002米ドル/GB x 5GB = 0.01米ドル。
低頻度ストレージリクエスト料金 = 0.01米ドル/万回 x 100回/ 10000 x 2 = 0.0002米ドル
パブリックネットワークダウンストリームトラフィック料金 = 0.1米ドル/GB x 5GB = 0.5米ドル
上記の分析を総合すると、11月中のユーザーBさんの料金総額は、0.09 + 0.01 + 0.0002 + 0.5 = 0.6002米ドルとなります。
この記事はお役に立ちましたか?