概要
MongoDBデータのバックアップは、Tencent CloudのCloud Object Storage(COS)が提供するServerless Cloud Function(SCF)をベースにしたデータベースバックアップ機能です。ユーザーがMongoDBクラウドデータベースのバックアップファイルをオブジェクトストレージにダンプして永続的に保存できるように支援し、データの損失や破損を防ぐことができます。ユーザーが指定したバケットにバックアップ関数ルールを設定すると、SCFはMongoDBのバックアップファイルを定期的にスキャンして、ファイルをバケットにダンプします。
注意事項
- MongoDBデータのバックアップ関数は、Tencent CloudのMySQLデータベースのバックアップファイルをバックアップします。MongoDBデータベースのバックアップを有効化したことがない場合、バックアップ関数を実行することはできません。Tencent CloudのMongoDBデータベースバックアップの詳細については、TencentDB for MongoDBのバックアップをご参照ください。
- 以前にCOSコンソールでバケットにMongoDBデータのバックアップルールを追加したことがある場合は、SCFコンソールで、作成したMongoDBデータのバックアップ関数を確認できます。この関数を削除すると、ルールが有効にならない場合がありますので削除しないでください。
- MongoDBデータのバックアップは、広州、上海、北京、成都、中国香港、シンガポール、ムンバイ、トロント、シリコンバレーなど、SCFがリリースされているすべてのリージョンでサポートされています。サポートされているリージョンについては、SCF製品ドキュメントをご参照ください。
操作手順
- COSコンソールにログインします。
- 左側ナビゲーションでアプリケーション統合 > データバックアップをクリックし、MongoDBデータのバックアップを見つけます。
- バックアップルールの設定をクリックし、ルール設定ページに進みます。
- 関数の追加をクリックします。
注意:
SCFサービスをアクティブ化していない場合は、SCFコンソールに移動してSCFサービスをアクティブ化し、プロンプトに従ってサービス権限承認を行えば完了です。
- ポップアップしたウィンドウで、以下の情報を設定します。
- 関数名:関数の一意の識別名として、作成後に変更することはできません。SCFコンソールでこの関数を確認できます。
- 関連バケット:MongoDBバックアップファイルを格納するバケットです。
- トリガーサイクル:MongoDBデータのバックアップ関数は、時限式トリガーでバックアップ・ダンプ操作をトリガーします。トリガーサイクルは、日次・週次・カスタムサイクルに対応します。
- Cron表現:トリガーサイクルがカスタムに設定されている場合、Cronを使用して具体的なトリガーサイクルルールを指定することができます。Cronは現在、現地標準時で実行されています。詳細な設定ポリシーについては、Cron関連ドキュメントをご参照ください。
- データベースインスタンス:現在のバケットがあるリージョンのMongoDBデータベースインスタンスのリストです。
- 配布パス:バックアップファイルの配布パスのプレフィックスは、入力しないとデフォルトでバケットルートパスに保存されます。
- SCF権限承認:MongoDBデータベースのバックアップには、SCFがお客様のMongoDBバックアップからデータベースインスタンスとそのバックアップファイルを読み取り、お客様が指定したバケットにダンプするための権限承認が必要です。そのため、この権限承認を追加する必要があります。
- 設定を追加して確定をクリックすると、関数が追加されたことを確認できます。
新規作成した関数に対しては、次のような操作が可能です。
- ログをクリッして、MongoDBデータのバックアップ履歴を確認します。バックアップでエラーが発生した場合は、ログをクリックしてSCFコンソールにすばやくジャンプし、ログエラーの詳細を確認することもできます。
- その他 > 編集をクリックして、MongoDBデータのバックアップルールを変更します。
- その他 > 削除をクリックして、使用しないMongoDBデータのバックアップルールを削除します。
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