データを喪失または破損させないために、自動バックアップまたは手動バックアップによってデータベースをバックアップできます。
TencentDB for MySQL単一ノード(クラウドディスク)、2ノード(ローカルディスク)、および3ノード(ローカルディスク)は、自動バックアップと手動バックアップという2つのデータベースバックアップ方法をサポートしています。
**TencentDB for MySQLの2ノード、3ノードは次の2種類のバックアップタイプに対応します:
説明:
- 物理バックアップを使用してデータベースを復元するには、xbstreamを利用してパッケージを解凍する必要があります。詳細については、物理バックアップでデータベースを復元するをご参照ください。
- 単一インスタンスのテーブル数が100万を超えた場合は、バックアップのエラーになる恐れがあり、データベースへの監視にも影響を与えます。そのために、単一インスタンスのテーブル数が100万を超えないようにテーブルの数を適切に管理してください。
- Memoryエンジンテーブルのデータがメモリに格納されているので、Memoryエンジンテーブルの物理バックアップを実行できません。データの紛失を避けるために、MemoryエンジンテーブルをInnoDBテーブルに置き換えることをお勧めします。
- インスタンスにはプライマリキーのないテーブルが多数存在するため、バックアップに失敗し、インスタンスの高可用性に影響を与える可能性があります。プライマリキーのないテーブルのプライマリキーまたはセカンダリインデックスを適時に作成してください。
物理バックアップのメリット | 論理バックアップのデメリット |
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TencentDB for MySQLの1ノード(クラウドディスク)がスナップショットバックアップをサポート:
スナップショットバックアップ:ストレージ階層のディスクのスナップショットを作成してバックアップします(自動バックアップと手動バックアップの両方がサポートされます)。
スナップショットバックアップのメリット | スナップショットバックアップのデメリット |
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ダウンロードをサポートしていません。 |
データバックアップ | ログバックアップ |
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MySQL 2ノード、3ノード: MySQL単一ノード(クラウドディスク): |
データベースのbinlogログファイルバックアップはMySQL単一ノード(クラウドディスク)、2ノード、3ノードに対応可能: |
説明:
- ロールバック機能 は、バックアップサイクルとバックアップ保持日数内のデータバックアップ + ログバックアップ(binlog)を基準にしています。自動バックアップ頻度と保持日数を短縮すると、インスタンスデータのロールバック期間の範囲に影響します。バックアップの設定は十分に検討してください。
例えば、バックアップサイクルを月曜と木曜、保持日数を7日間に設定すると、7日以内(データバックアップとログの有効バックアップの実際の保存期間)の任意の時点でロールバックできます。- 自動バックアップしたものは手動で削除することはできませんが、バックアップ保持期間を設定して、期限がきたら自動削除することができます。
- データバックアップとログバックアップの保持日数を追加すると予定外のバックアップキャパシティ費用が生じる恐れがあります。
- ログバックアップの保持日数を短縮するとインスタンスのデータロールバックサイクルに影響する恐れがあります。
自動バックアップ設定では、データバックアップの設定について定期保持を有効にすることをサポートしています。定期保持を有効にしていない設定は通常バックアップ設定と呼ばれます。以下では、通常バックアップ設定および定期バックアップ設定を有効にするの各パラメータについて説明します。
パラメータ | 説明 |
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バックアップ開始時間 | 例えば、02:00~06:00時を選択した場合、システムは、02:00~06:00の時間帯にある特定の時刻にバックアップを開始します。具体的な開始時刻は、バックエンドのバックアップポリシーとバックアップシステム状況に依存します。 |
データバックアップの保存時間 | |
バックアップサイクル | 設定ルール:
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コールドバックアップへのダウングレード(オプション) | 適切なコールドバックアップへのダウングレードポリシーを選択し、日数を指定します: コールドバックアップへのダウングレード手順とポリシーの詳細については、コールドバックアップへのダウングレード設定をご参照ください。このうち、アーカイブストレージ機能は現在オープンではありませんので、しばらくお待ちください。 |
ログバックアップの保存時間 | |
コールドバックアップへのダウングレード(オプション) | 適切なbinlogコールドバックアップへのダウングレードポリシーを選択し、日数を指定します: コールドバックアップへのダウングレード手順とポリシーの詳細については、コールドバックアップへのダウングレード設定をご参照ください。このうち、アーカイブストレージ機能は現在オープンではありませんので、しばらくお待ちください。 |
説明:
- 単一ノード(クラウドディスク)のインスタンスは、現在定期的なバックアップ設定機能をサポートしていません。
- 定期バックアップの保持時間は設定された通常バックアップ保持時間よりも長くしてください。
パラメータ | 説明 |
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バックアップ開始時間 | 例えば、02:00~06:00時を選択した場合、システムは、02:00~06:00の時間帯にある特定の時刻にバックアップを開始します。具体的な開始時刻は、バックエンドのバックアップポリシーとバックアップシステム状況に依存します。 |
データバックアップの保持時間 | MySQLの2ノード・3ノードデータバックアップファイルは7日~1830日保持でき、デフォルト値は7日です。期限がきたらバックアップセットは自動削除されます。 |
バックアップサイクル | 設定ルール:
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定期バックアップの保持時間 | データバックアップファイルは90日~3650日保持でき、デフォルト値は1080日です。保持期限がきたらバックアップセットは自動削除されます。 |
定期バックアップ保持ポリシー | 月、四半期または年ごとのバックアップ保持数の設定をサポートします。 |
開始時刻 | 定期保持バックアップの開始時刻を実行します。 |
コールドバックアップへのダウングレード(オプション) | 適切なコールドバックアップへのダウングレードポリシーを選択し、日数を指定します: コールドバックアップへのダウングレード手順とポリシーの詳細については、コールドバックアップへのダウングレード設定をご参照ください。このうち、アーカイブストレージ機能は現在オープンではありませんので、しばらくお待ちください。 |
ログバックアップの保持時間 | ログバックアップファイルは7日~1830日保持でき、デフォルト値は7日です。期限がきたらバックアップセットは自動削除されます。 |
コールドバックアップへのダウングレード(オプション) | 適切なbinlogコールドバックアップへのダウングレードポリシーを選択し、日数を指定します: コールドバックアップへのダウングレード手順とポリシーの詳細については、コールドバックアップへのダウングレード設定をご参照ください。このうち、アーカイブストレージ機能は現在オープンではありませんので、しばらくお待ちください。 |
バックアップ設定で定期バックアップ保持ポリシーを選択した後、保持計画を確認をクリックしてプレビューが表示されます。
デモ1:バックアップサイクルは月曜、水曜、金曜、日曜。2022年1月11日から、各月に1つのバックアップを保持します。
デモ2:バックアップサイクルは月曜、水曜、金曜。2022年1月11日から、各四半期に3つのバックアップを保持します。
デモ3:定期バックアップのみが表示されます。
手動バックアップ機能を使用すると、バックアップタスクを手動で開始できます。
説明:
- MySQL 2ノード、3ノードのインスタンスの手動バックアップは、全データの物理バックアップ、全データの論理バックアップ、および単一データベース、単一テーブルの論理バックアップをサポートしています。
- MySQL 2ノード、3ノードのインスタンスの手動バックアップをバックアップリストで手動で削除することで、バックアップ容量をリリースして、容量の浪費と不必要な使用を回避できます。手動で削除しない限り、データベースインスタンスがオフラインになるまで保存されます。
- MySQL単一ノード(クラウドディスク)のインスタンスは全データのスナップショットバックアップをサポートしています。
- MySQL単一ノード(クラウドディスク)のインスタンスの手動バックアップは削除をサポートしていません。
- インスタンスは毎日の自動バックアップタスクを実行する期間内に手動バックアップを開始することができません。
MySQL 2ノード、3ノードのインスタンスの操作手順
説明:単一データベース/テーブルの論理バックアップの場合、左側のデータベースとテーブルの選択でバックアップするデータベース又はテーブルを選択し、データベース又はテーブルを右側のリストに追加します。データベースがない場合は、まずデータベース或いはテーブルを作成してください。
MySQL単一ノード(クラウドディスク)のインスタンスの操作手順
期限切れのバックアップセットは自動的に削除され、ダウンロードまたは復元できません。
説明:手動バックアップは、バックアップキャパシティを占用することもあります。バックアップキャパシティを適切に使用して、予定外の費用が生じないようにしてください。
無効にできません。ただし、MySQLコンソールからバックアップ頻度を削減し、今後使用しない手動バックアップデータを削除することで、バックアップ容量の使用量を削減することができます(単一ノードのクラウドディスクインスタンスの手動バックアップは、現在削除をサポートしていません)。
説明:ロールバック機能 は、バックアップサイクルとバックアップ保持日数内のデータバックアップ+ ログバックアップ(binlog)を基準にしています。自動バックアップ頻度と保持日数を短縮すると、インスタンスデータのロールバック期間の範囲に影響します。バックアップの設定は十分に検討してください。
サービスケース | バックアップ保留時間 |
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コアビジネス | 7日~3650日はおすすめです。バックアップの長期保存のために定期バックアップを有効にすることをおすすめします |
中核でない、データ類でないサービス | 7日をお勧めします |
アーカイブ類サービス | バックアップの保留時間を7日間とし、実際のサービスニーズにより手動でデータをバックアップし、使い終わったら適時に削除することをお勧めします |
テスト類サービス | バックアップの保留時間を7日間とし、実際のサービスニーズにより手動でデータをバックアップし、使い終わったら適時に削除することをお勧めします |
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