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テストツール

最終更新日:2022-04-24 11:02:01

    このドキュメントでは、MySQL性能テストツールSysBenchと、Cloud Virtual Machine(CVM)インスタンスでのSysBenchのインストール方法をご説明します。

    SysBench ツールの説明

    SysBenchはプラットフォームを超えて使用可能かつマルチスレッドをサポートしているモジュール化基準テストツールです。ハイロードのデータベースを実行する際におけるシステムの関連パラメータをテストするために使用されます。複雑なデータベース基準設定やデータベースのインストールをせずに、データベースシステムの性能を迅速に把握することが可能です。

    SysBenchテストモデル

    • SysBenchの標準OLTPでは、読み取りと書き込みのケースにおいて、1つのトランザクションに18個の読み取り/書き込みSQLが含まれます。
    • SysBenchの標準OLTPでは、読み取りのみのケースにおいて、1つのトランザクションに14個の読み取りSQLが含まれます(主キーポイントクエリー10件、範囲クエリ4件)。
    • SysBenchの標準OLTPでは、書き込みのみのケースにおいて、1つのトランザクションに4個の書き込みSQLが含まれます(UPDATE 2件、DETELE 1件、INSERT 1件)。

    SysBenchパラメータ説明

    パラメータ 説明
    db-driver データベースエンジン
    mysql-host MySQLインスタンス接続アドレス
    mysql-port MySQLインスタンス接続ポート
    mysql-user MySQLインスタンスアカウント
    mysql-password MySQLインスタンスアカウントに対応するパスワード
    mysql-db MySQLインスタンスデータベース名
    table_size テストテーブルサイズ
    tables テストテーブル数
    events テストリクエスト数
    time テスト時間
    threads テストスレッド数
    percentile カウントされるパーセンタイル。デフォルト値は95%、すなわち95%の状況におけるリクエストの実行時間
    report-interval テスト進捗レポートを出力する間隔秒数Nを表す。0はテスト進捗レポートの出力を終了し、最終的なレポート結果のみを出力することを表す
    skip-trx トランザクションをスキップしますか。
    1:はい
    0:いいえ

    インストール方法

    負荷テストではSysBench 1.0.20を使用します。詳細については、Sysbench 公式ドキュメントをご参照ください。

    1. CVMインスタンスでは、次のコマンドを実行してSysBenchをインストールしてください。
      yum install gcc gcc-c++ autoconf automake make libtool bzr mysql-devel git mysql
      git clone https://github.com/akopytov/sysbench.git
      ## GitからSysBenchをダウンロードする
      cd sysbench
      ## SysBenchディレクトリを開く
      git checkout 1.0.20
      ## SysBench 1.0.20に切り替える
      ./autogen.sh
      ## autogen.shを実行する
      ./configure --prefix=/usr --mandir=/usr/share/man
      make
      ##コンパイル
      make install
      

    2.次のコマンドを実行してクライアントを構成してください。この操作により、カーネルがすべてのCPUでデータパケットを処理すると同時に、各CPU間のコンテキスト切り替えを減少できます。

    sudo sh -c 'for x in /sys/class/net/eth0/queues/rx-*; do echo ffffffff>$x/rps_cpus; done'
    sudo sh -c "echo 32768 > /proc/sys/net/core/rps_sock_flow_entries"
    sudo sh -c "echo 4096 > /sys/class/net/eth0/queues/rx-0/rps_flow_cnt"
    sudo sh -c "echo 4096 > /sys/class/net/eth0/queues/rx-1/rps_flow_cnt"
    
    説明:

    ffffffffは32個のCPU使用を表す(1つのfは、4つのCPUを表す)。

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