TencentDB for MySQLインスタンスでは、大きなタスクまたは大量のDMLを実行する際に、たくさんのbinlogが発生します。binlogは、MySQLのデータ同期のベースであり、データベースの復元性、安定性、高可用性を保障するために使用されます。
今回のアップグレード以前は、ローカルbinlogはTencent Cloudが提供する規定外のストレージキャパシティに保存されていました。binlogの書き込み速度がデータベース稼働時の性能に影響するためです。TencentDB for MySQLの性能および安定性を向上させるため、TencentDB for MySQLでは、binlogのストレージに対するアップグレード実施し、今回のアップグレードによって、インスタンスbinlogのストレージメディアを高性能SSD(ユーザーインスタンスのストレージキャパシティ)に移行します。
今回のアップグレードは2ノードと3ノードアーキテクチャのTencentDB for MySQLにのみ関係します。
説明:binlogは生成されると同時に、自動バックアップ機能によってCOSにアップロードされてバックアップされます。自動バックアップ機能については、データベースのバックアップをご参照ください。
binlogの高性能SSDへの移行を開始すると、binlogの使用容量がディスク総使用容量に計上され、アラームがトリガーされる恐れがあります。残り容量が20%を超えるようにすることを推奨します。
ローカル binlogでは保留周期の設定をサポートしていますので、保留周期を短縮してbinlogの保存時間を削減することができます。詳細については、ローカルbinlogの保留設定をご参照ください。
影響しません。現在スケーリングはデータファイルの使用容量に基づき判断を行っています。
今後のスケーリングはディスク総使用容量に基づいて判断が行われ、実際にスケーリングとなった場合はサイト内メッセージ、Short Message Serviceなどの方法で通知されます。
現在はアラームのトリガーにのみ影響します。従来はデータファイルの使用容量/ディスク容量を採用して計算していましたが、今はディスク総使用容量/ディスク容量による計算に変更されています。
この記事はお役に立ちましたか?