TencentDB for MySQLは、バックアップファイルを別のリーションに保存するためのクロスリージョンバックアップ機能を提供します。これにより、データの信頼性を向上させながら、ユーザーの監視管理とディザーストリカバリー機能を向上させることができます。このドキュメントではクロスリージョンバックアップ機能を説明します。
データは企業運営の重要な構成要素であり、情報化が利便性をもたらすと同時に、電子データやストレージ情報が毀損・紛失しやすいという特徴も現れています。一方、自然災害、システム障害、従業員の誤操作、ウイルス感染について、いずれかの事故によって企業の運営が中断し、壊滅的な被害が出る可能性があります。したがって、コアデータの安全性と整合性を確保することは、各企業が考慮しなければならないことです。
TencentDB for MySQLは、クロスリージョンバックアップ機能を提供し、バックアップファイルを他の地域に保存することで、自然災害やシステム障害などによるデータ破損を最小限に抑えることができます。また、クロスリージョンバックアップにより、データベース・リカバリの高可用性を実現し、データの可用性と安全性、オフサイトでのバックアップリカバリ、オフサイトでのディザーストリカバリ、長期的なデータアーカイブ、監視管理などのニーズに対応できます。
クロスリージョンバックアップの費用については、バックアップスペースの費用に関する説明をご参照ください。
比較項目 | クロスリージョンバックアップ | ローカルのデフォルトバックアップ |
---|---|---|
デフォルトで有効になるか | デフォルトでは無効となりますので、手動で有効にしてください | デフォルトで有効となります |
バックアップストレージリーション | バックアップは指定されたオフサイトリージョン(最大2つ指定可能)に保存されます | バックアップはインスタンスの置かれるリージョンに保存されます |
バックアップ復元 | データを |
|
無料のストレージスペースを使用するか | 無料のストレージスペースを使用できません | 無料のストレージスペースを使用できます |
この機能をサポートする地域は、北京、上海、広州、深セン、成都があり、他の都市はこれから利用できるようになります。
フィールド | 説明 |
---|---|
ファイル名 | ファイル名はバックアップ作成時に設定できます。作成後は変更されません。 |
バックアップ時点 | バックアップ有効化時間 |
タスク開始時間 タスク終了時間 |
バックアップの実行開始時間と実行終了時間 |
バックアップサイズ | 今回バックアップファイルのサイズ |
タイプ | バックアップファイルのタイプであり、クロスリージョンバックアップの場合は物理コールドバックアップです |
バックアップ方式 | 自動バックアップ |
バックアップ方法 | 完全バックアップ |
バックアップリージョン | バックアップファイルが存在するすべての地域を表示する |
状態 | バックアップタスクステータスを表示する |
操作 | ダウンロード クローン |
コンソールでクロスリージョンバックアップを無効にすることができます。無効にしても、クロスリージョンバックアップファイルはすぐには削除されません。バックアップファイルは、設定されたライフサイクルが満期するときに自動的に削除されます。
無料ストレージスペースを使い切り、限度額を超えたバックアップスペースは課金されます。クロスリージョンバックアップを無効にすると、新しいバックアップは作成されませんが、古いバックアップはすぐには削除されません。既存のバックアップには保存期間があり、バックアップの有効期限が切れるまでの間、バックアップファイルがストレージ容量を消費するため、有効期限が切れるまでに費用が発生することがあります。バックアップファイルが期限切れになると自動的に削除され、クロスリージョンバックアップの費用が発生しないよう、バックアップの保存期間を設定してください。
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