次は新しいバージョンのコンソールの内容です。統計データは古いバージョンよりも充実かつ詳細になり、課金データもこのバージョンに準じるため、新しいバージョンのコンソールのご使用をお勧めします。
指標の説明
概要ページの指標説明
CDNコンソールにログインし、左側のディレクトリで【Statistics】> 【Realtime Monitoring】を選択します。管理ページが表示されると、デフォルトでは【アクセス監視】サブページが表示されます。すべてのドメイン名に関する約6時間分の1分間粒度の監視曲線を返します。 次の指標が含まれます。
- 帯域幅:1分の総トラフィックを時間(60秒)で割って算出されます。
- トラフィックヒット率:1分以内(ダウンストリームトラフィックの合計-back to originトラフィック)/総ダウンストリームトラフィックで算出されます。
+リクエスト数状態コードの割合:選択された時間帯2XX/3XX/4XX/5XXの割合チャートです。
- リクエスト数状態コード2XX:2XX状態コード監視で、生成された状態コードがすべてカウントされます。
- リクエスト数状態コード3XX:3XX状態コード監視で、生成された状態コードがすべてカウントされます。
- リクエスト数状態コード4XX:4XX状態コード監視で、生成された状態コードがすべてカウントされます。
- リクエスト数状態コード5XX:5XX状態コード監視で、生成された状態コードがすべてカウントされます。
詳細ページのデータ説明
各指標の下にある【詳細を見る】をクリックすると、指標の詳細ページが表示されます。
詳細ページで、左上から指標を速やかに切り替えることもできます。
詳細ページで次のデータを確認することができます。
- 帯域幅:総ピーク帯域幅、リアルタイム帯域幅曲線、ドメイン名帯域幅のランキング(降順)です。
- トラフィック:総トラフィック、リアルタイムトラフィック曲線、ドメイン名トラフィックのランキング(降順)、URLトラフィックのランキング(降順)です。
- トラフィックヒット率:トラフィックヒット率、リアルタイムトラフィックヒット率曲線、ドメイン名トラフィックヒット率のランキング(降順)です。
- リクエスト数:総リクエスト数、リアルタイムリクエスト数曲線、ドメイン名リクエスト数のランキング(降順)、URLリクエスト数のランキング(降順)です。
- 状態コードの割合:2XX、3XX、4XX、5XX状態コードの割合リング図、および各状態コード数と割合の詳細です。
- 状態コード2XX:2XX状態コードのリアルタイム監視曲線、2XX状態コードを構成する各サブ状態コードの監視曲線、2XX状態コードのドメイン名のランクキング(降順)です。
- 状態コード3XX:3XX状態コードのリアルタイム監視曲線、3XX状態コードを構成する各サブ状態コードの監視曲線、3XX状態コードのドメイン名のランクキング(降順)です。
- 状態コード4XX:4XX状態コードのリアルタイム監視曲線、4XX状態コードを構成する各サブ状態コードの監視曲線、4XX状態コードのドメイン名のランクキング(降順)です。
- 状態コード5XX:5XX状態コードのリアルタイム監視曲線、5XX状態コードを構成する各サブ状態コードの監視曲線、5XX状態コードのドメイン名のランクキング(降順)です。
粒度の説明
総覧ページの粒度説明
監視ページには、1分、5分、1時間、1日の粒度曲線の表示オプションを提供します、表示可能な最小の時間粒度は選択された時間帯によって異なります。
- 時間帯 ≤ 6時間の場合、最小の時間粒度は1分となります。1分の粒度監視曲線の現在の遅延は約5〜10分です。
- 時間帯が > 6時間で、≤ 24時間の場合、最小の時間粒度は5分となります。5分のデータ遅延は約5〜10分です。
- 時間帯が > 24時間で、≤ 31日の場合、最小の時間粒度は1時間となります。
- 時間帯が > 31日の場合、最小の時間粒度は1日となります。
詳細ページの粒度説明
指標の詳細ページに入ると、時間粒度は以下のとおりです。
- 時間帯が ≤ 1日の場合、最小の時間粒度は1分となります。1分の粒度監視曲線の現在の遅延は約5〜10分です。
- 時間帯が > 1日で、 ≤ 31日の場合、最小の時間粒度は5分、1時間、1日(オプション)となります。
- 時間帯が > 31日の場合、最小の時間粒度は1日となります。
- 現在、1分間の統計粒度でのデータクエリは、中国本土でのみサポートされています。履歴データクエリの最小粒度は5分です。
- クエリー可能な最大の時間帯は90日です。
集約の説明
データの指標により、1分の粒度が5分、1時間、1日に集約される方法は異なります。
- 帯域幅:CDNサービスが提供する帯域幅監視の最も細かい粒度データは1分のデータです。業界基準によると、課金には一般的に使用されている5分の粒度データは1分のデータAVGから集約されるため、1時間と1日サイクルの帯域幅データは5分の粒度単位でMAXを求めています。
+ トラフィック:5分、1時間、1日サイクルのトラフィックデータは、いずれも1分の粒度トラフィックデータを使用して累積されます。
- トラフィックヒット率:トラフィックヒット率は、1分の結果データを使用して平均を計算する代わりに、依然として選択された時間粒度によって(総ダウンストリームトラフィック‐back to originトラフィック)/総ダウンストリームトラフィックという公式で算出されます。
- リクエスト数、状態コード:5分、1時間、1日のデータは、いずれも1分の粒度データを使用して累積されます。
データソースの説明
費用データとログデータ
- 加速ドメイン名ログに記録されている下りバイト数によってカウントされたデータは、アプリケーション層データです。実際のネットワーク転送において生成されたネットワークトラフィックは純粋なアプリケーション層のトラフィックより5%〜15%多くなります。
- TCP/IPパケットヘッダの消費:TCP/IPプロトコルに基づくHTTPリクエストでは、各パケットのサイズが最大1500バイトであり、TCPとIPプロトコルの40バイトのパケットヘッダが含まれます。パケットヘッダ部分にトラフィックが発生しますが、アプリケーション層にカウントされません。この部分のオーバーヘッドは約3%です。
- TCP再送信:通常のネットワーク転送中、送信されたネットワークパケットは3%~10%ぐらいがインターネット上で廃棄されます。サーバーは廃棄された部分を再送信しますが、アプリケーション層はこの部分にかかったトラフィックをカウントできません。比率は約3%~7%です。
- 業界標準では、費用に使用されるデータは、一般的にはアプリケーション層のデータに上記のオーバーヘッドを加えます。Tencent Cloud CDNは10%です。ですから、監視画面で表示される費用トラフィック/帯域幅は、ログ計算データの約110%です。
- トラフィック帯域幅以外に、その他の指標はアプリケーション層の統計量です。監視画面で表示されるデータはログデータとわずかな違いがあります。それは主にネットワークの変動の影響を受けて、ノードからログをプルして分析し、またはサーバーへデータをレポートする時、いずれもある程度のデータロスが発生しますので、これは完全に一致しない原因となります。
データソースの説明
+「統計地域」または「キャリア」オプションがスクリーニングされていない場合、クエリーされたデータはすべて費用データとなります。
- 「統計地域」または「キャリア」をスクリーニングした場合、アクセスログ内のclient IPマッチングに基づいて計算する必要があり、クエリーされたデータはすべてログデータとなります。
スクリーニングの説明
- 現時点、「統計地域」と「キャリア」の両方を指定したクエリーはサポートされておらず、省指定によるすべてのキャリアクエリーまたはキャリア指定によるすべての地域クエリーのみがサポートされています。
- back to origin監視は、現時点、「統計地域」と「キャリア」のスクリーニングをサポートしていません。
- back to origin監視は、現時点、HTTPS/HTTPリクエストのスクリーニングをサポートしていません。
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