以下でCDN内部のステータスコードの意味を説明します:
ステータスコード | 意味 | 推奨する対処方法 |
---|---|---|
0 | リクエストに対するレスポンスのステータスコードを取得する前にリクエストが終了しました | クライアントが早めにリクエストを自発的に切断したか、Back-to-Originに失敗したを確認してください。 |
400 | HTTPリクエストの構文エラー サーバーで解決できません |
リクエストの構文が正しいかを確認してください。 |
403 | リクエストが拒否されました | refererブラックリスト/ホワイトリスト、IPブラックリスト/ホワイトリスト、認証設定などのアクセス制御機能が設定されているかを確認してください。 |
404 | サーバーが正しい情報を返すことができません | オリジンサーバーが正常に動作しているか、またはオリジンサーバーの情報、ホストヘッダーの設定が変更されたかを確認してください。詳しくは、CDNドメイン名の404エラーが発生した場合の対処方法をご参照ください。 |
413 | POSTの長さが制限を超えています | クライアントのPOSTのコンテンツサイズを確認してください(デフォルトのサイズ制限は32MBです)。 |
414 | URLの長さが制限を超えています | URLのデフォルトのサイズ制限は2KBです。 |
423 | ループバックリクエスト | Back-to-Originの301/302追従設定、設定したHTTPS Back-to-Origin方法、オリジンサーバーrewriteの対処方法を確認してください。 |
499 | クライアントが自発的に接続を切断しました | クライアントのステータスまたはタイムアウトの設定を確認してください。 |
502 | ゲートウェイエラー | オリジンサーバーが正常に動作しているかを確認してください。 |
503 | COS頻度制御がトリガーされました | キャッシュ設定またはCOSオリジンサーバーがno-cache/no-storeを返しているかを確認してください。 |
504 | ゲートウェイタイムアウト | 公式サイトにお問い合わせください。 |
509 | CC攻撃のためロックされました | ロックを解除するには、 お問い合わせまたはチケットを提出してください。 |
514 | IPアクセス頻度制限を超えました | CDNコンソールでIPアクセス頻度制限の設定を確認してください。 |
524 | プラットフォームへのアクセス負荷が上限を超えました | 業務リクエストが短時間で大量に発生すると、プラットフォームへのアクセス負荷が上限を超えます。業務量を見積もってTencent Cloudに伝えてください。質問等があればアフターサービスにお問い合わせください。 |
531 | HTTPSリクエストのback-to-originドメイン名解決エラー | オリジンサーバーのドメイン名解決設定を確認してください。 |
532 | HTTPSリクエストのback-to-originサーバーとの接続の確立に失敗しました | オリジンサーバー443ポートのステータスおよび証明書の設定またはオリジンサーバーの可用性を確認してください。 |
533 | HTTPSリクエストのback-to-originサーバーとの接続がタイムアウトしました | オリジンサーバー443ポートのステータスおよび証明書設定またはオリジンサーバーの可用性を確認してください。 |
537 | HTTPSリクエストのオリジンサーバーのデータ受信がタイムアウトしました | 業務オリジンサーバーの安定性を確認してください。 |
538 | HTTPSリクエストのSSLハンドシェイクに失敗しました | オリジンサーバープロトコルとアルゴリズムの互換性を確認してください。 |
539 | HTTPSリクエストの証明書の検証に失敗しました | オリジンサーバーの証明書の設定が正常かどうかを確認してください(期限切れではないか、証明書リンクが完全かどうかなど)。 |
540 | HTTPSリクエストの証明書ドメイン名検証に不合格となりました | オリジンサーバーの証明書が正常に設定されているかどうかを確認してください。 |
562 | HTTPSリクエストの接続の確立に失敗しました | お問い合わせに連絡してX-NWS-LOG-UUID情報を提供するか、またはチケットを提出して原因を調査してださい。 |
563 | HTTPSリクエスト接続がタイムアウトしました | お問い合わせに連絡してX-NWS-LOG-UUID情報を提供するか、またはチケットを提出して原因を調査してださい。 |
564 | HTTPSリクエストのback-to-originに失敗しました | HTTP back-to-origin方式に設定している場合は、オリジンサーバーの負荷および帯域幅の使用率をチェックするか、またはオリジンサーバーのアクセス制限を確認してください。 プロトコル追従方式に設定している場合は、オリジンサーバー443ポートのステータスおよび証明書の設定を確認してください。 調査の結果、オリジンサーバーに異常がない場合は、お問い合わせに連絡してX-NWS-LOG-UUID情報を提供するか、またはチケットを提出して原因を調査してください。 |
563 | HTTPSリクエスト接続がタイムアウトしました | お問い合わせに連絡してX-NWS-LOG-UUID情報を提供するか、またはチケットを提出して原因を調査してださい。 |
以下はHTTPプロトコルのレスポンスステータスコードの定義です。
ステータスコード | 意味 |
---|---|
100 | サーバーはリクエストヘッダーを受信しました。クライアントはリクエストボディを継続してよいです(例えば、POSTリクエストなど、リクエストボディを送信する必要がある場合)。また、リクエストが完了している場合、レスポンスを無視してよいです。サーバーはリクエストが完了した後、クライアントに最終的なレスポンスを送信する必要があります。サーバーがリクエストヘッダーをチェックするには、クライアントは最初のリクエストに100-continueをヘッダーとするExpectを送信する必要があります。なお、本文を送信する前に、100 Continueステータスコードを受信しなければなりません。レスポンスステータスコード |
101 | サーバーはクライアントのリクエストを理解し、Upgradeメッセージヘッダーを通して、クライアントに異なるプロトコルでリクエストを完了させることを通知します。このレスポンスの最後の空行を送信した後、サーバーはUpgradeメッセージヘッダーに定義されているプロトコルに切り替えます。新しいプロトコルに切り替えるメリットがある場合のみ、上記の処理が行われます。例えば、古いバージョンを使用することに比べ、新しいHTTPバージョン(HTTP/2など)に切り替える方がメリットがある場合、または、リアルタイムかつ同期性のあるプロトコル(WebSocketなど)に切り替えてこのような特徴を利用するリソースを転送する場合。 |
102 | WebDAVリクエストにファイル操作関連のサブリクエストが複数含まれている場合、リクエストが完了するまで時間がかかります。このコードは、サーバーがリクエストを受信し処理しているが、レスポンスを提供できないことを示します。これにより、クライアントのタイムアウトを防ぎ、リクエスト紛失として扱います。 |
103 | 最終的なHTTPメッセージの前にレスポンスヘッダーを返します。 |
200 | リクエストが成功したことを示します。リクエストしたレスポンスヘッダーまたはデータボディはこのレスポンスとともに返されます。GETリクエストの場合、リソースが読み込まれ、メッセージ本文で転送されます。POSTリクエストの場合、動作の状態または動作により得られた結果がメッセージ本文で転送されます。 |
201 | リクエストは成功し、その結果新たなリソースが作成され、そのURIがLocationヘッダーにて返されます。必要なリソースをタイムリーに作成できなかった場合、'202 Accepted'を返すべきです。 |
202 | サーバーはリクエストを受信したが、まだ処理していません。このリクエストは最終的には実行される可能性と実行されない可能性両方あります。また、処理開始時に禁止される可能性もあります。 |
203 | サーバーはトランスフォーミングプロキシ(ネットワークアクセラレーションなど)です。リクエストはトランスフォーミングプロキシによって元のサーバーの200(OK)レスポンスからペイロードが変更されました。 |
204 | サーバーはリクエストを正常に処理したが、コンテンツを返しませんでした。Captive Portal機能では、Wi-FiデバイスがWeb認証が必要なWi-Fiアクセスポイントに接続する時、HTTP 204レスポンスを作成できるサイトにアクセスし、204レスポンスを受信した場合、Web認証を行う必要がありません。204レスポンスを受信しなかった場合、ウェブページブラウザが起動し、Web認証画面が表示され、認証を行ってログインします。 |
205 | サーバーはリクエストを正常に処理したが、コンテンツを返しませんでした。204レスポンスと違い、このレスポンスはクライアントにドキュメントビューをリセットするように指示します。 |
206 | サーバーは一部のGETリクエストを正常に処理しました。FlashGet、迅雷のようなHTTPダウンロードツールは全部このレスポンスを使用し、レジューム対応ダウンロード、ラージ文書を分割して同時にダウンロードする方法を実装します。 |
207 | 次のメッセージボディはXMLメッセージです。これまでのサブリクエスト数によって、一連の独立したレスポンスステータスコードを含む可能性があります。 |
208 | DAVにバインディングしているメンバーはすでに(マルティステータス)レスポンスより前の部分に列挙されているため、今回は含まれていません。 |
226 | サーバーはリソースへのリクエストを処理しました。1つ以上の動作により得られた結果を示します。 |
300 | リクエストされたリソースに対して、複数のレスポンスがあります。レスポンスごとにより具体的なアドレス及びブラウザとの交渉情報があります。ユーザーまたはブラウザは、優先アドレスを選択しリダイレクトを実行できます。 |
301 | 恒久的に移動されました。リクエストされたリソースのURIが永遠に変更されました。レスポンスで新しいURIが与えられます。ブラウザは新しいURIに自動的にリダイレクトします。将来のリクエストで新しいURIを使用してください。 |
302 | 一時的に移動します。301と似ています。ただし、リクエストされたリソースのURIが一時的に変更されました。クライアントは将来のリクエストでも同じURIを使用してください。 |
303 | 現在のリクエストのレスポンスは別のURIから取得できます。レスポンスがPOST(またはPUT/DELETE)にてレスポンスを受信した場合、クライアントはサーバーがデータを受信しているとして扱い、独立したGETメッセージを使用しリダイレクトを発行してください。 |
304 | リクエストヘッダーのIf-Modified-SinceパラメータまたはIf-None-Matchパラメータに指定したバージョン以降、リソースが変更されていません。この場合、クライアントに以前キャッシングされたコピーがあるため、リソースを再転送する必要がありません。 |
305 | リクエストされたリソースは指定したプロキシからアクセスしなければなりません。指定したプロキシが所在するURIの情報はLocationドメインによって提供されています。受信側は独立したリクエストを重複して送信し、このプロキシを経由してリソースにアクセスします。 |
306 | 新しいバージョンの仕様書では、306ステータスコードはもう使用されていません。このコードは、最初に「将来のレスポンスで指定したプロキシを使用する必要がある」ということを意味します。 |
307 | この場合、リクエストは別のURIと重複しますが、将来のリクエストで元のURIを使用してください。302と異なり、元のリクエストを再送信する場合、リクエストのメソッドを変更してはいけません。例えば、始めのリクエストでPOST を用いた場合は、次のリクエストでもPOSTを使用しなければなりません。 |
308 | リクエストとすべての将来のリクエストは別のURIを使用してください。307と308は、302と301の処理を繰り返すが、HTTPメソッドを変更してはいけません。例えば、フォームを永遠にリダイレクトされたリソースにサブミットすれば、処理が順調に行われる可能性があります。 |
401 | 403 Forbiddenと似ています。401は未認証を意味します。つまり。ユーザには必要な資格情報を持っていません。 |
405 | リクエスト行に指定したリクエストメソッドは、同じリソースのリクエストに使用できません。このレスポンスは、Allowヘッダーを返し、現在のリソースが受け付けられるリクエストメソッドのリストを示す必要があります。 |
406 | リクエストされたリソースのコンテンツがリクエストヘッダーに与えられた条件を満たさないため、レスポンスボディを生成できず、このリクエストを受け入れられません。 |
407 | 401と似ていますが、クライアントがプロキシーサーバーで認証を行わなければなりません。 |
408 | リクエストタイムアウト。HTTP仕様書により、クライアントはサーバーのアイドル状態でリクエストの送信を完了しなかった場合、いつでもこのリクエストを変更せずにサブミットできます。 |
409 | サーバに既に存在しているデータが競合しているためリクエストを完了できません。例えば、複数の同期更新の間に編集の矛盾が発生しています。 |
410 | リクエストされたリソースを使用できなくなりました。リソースが意図的に削除された場合、またはリソースをクリアすべきな場合、このステータスコードを返します。410を受信した後、ユーザはリソースを改めてリクエストしないでください。ほとんどのサーバーはこのステータスコードではなく、404を使用します。 |
411 | サーバーはContent-Lengthヘッダーが定義されていない場合このリクエストを拒否しました。リクエストのメッセージボディの長さを表す有効なContent-Lengthを追加した後、クライアントはこのリクエストを改めてサブミットできます。 |
412 | サーバー認証で、リクエストのヘッダーフィールドに与えられた1つ以上の前提条件満たしていません。このステータスコードは、クライアントがリソースを取得する時に、リクエストのメタデータ(リクエストのヘッダーフィールドにあるデータ)に前提条件を設定することを許可します。これにより、このリクエストのメソッドがリクエストの意図しないリソースに使用されることを防ぎます。 |
415 | 現在リクエストされたメソッドとリソースに対して、リクエストに設定されているインターネットメディアタイプはサーバーがサポートするフォーマットではないため、リクエストを拒否しました。例えば、クライアントはsvgフォーマットの画像をアップロードしましたが、サーバーがサポートするフォーマットはjpgです。 |
416 | サーバーはクライアントがリクエストしたファイルの部分を提供できません。例えば、クライアントがリクエストしたファイルの一部はファイルの最後を超えています。 |
417 | サーバーはリクエストヘッダーExpectに指定した内容と適合しません。または、このサーバーはプロキシサーバーであり、現在のルーターの次のノードでExpectの内容と適合しません。 |
500 | 汎用エラーメッセージ。サーバーで予期しない事態が発生し、リクエストを処理できません。具体的なエラーメッセージが提供されていません。 |
501 | サーバーは現在のリクエストが必要とするある機能をサポートしません。サーバーはリクエストのメソッドを識別できず、リソースに対するリクエストをサポートしません。 |
505 | サーバーはリクエストに使用されているHTTPバージョンをサポートしません。または、リクエストに使用されているHTTPバージョンへのサポートを拒否します。これは、サーバーがクライアントと同じバージョンを使用できない、または使用したくないことを意味します。レスポンスにバージョンをサポートしない理由と、サーバーがサポートするプロトコルの情報を含めるべきです。 |
508 | サーバーは、リクエストの処理中に無限ループを検出しました。 |
510 | リソースの取得に必要とするポリシーと適合しません。 |
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