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ログ管理の概要

最終更新日:2023-03-14 17:05:32

    概要

    ログ管理機能は、指定したソースバケットへの詳細なアクセス情報を記録し、これらの情報をログファイル形式で指定のバケットに保存することで、バケットのより適切な管理を実現するものです。

    ターゲットバケット内のログレコードのパスは次のとおりです。

    ターゲットバケット/パスプレフィックス{YYYY}/{MM}/{DD}/{time}_{random}_{index}
    

    ログは5分に1回生成され、1件のレコードにつき1行となります。各レコードに複数のフィールドが含まれ、フィールドの間はスペースで区切られます。単一のログファイルは最大256MBまでであり、この5分間に生成されたログの量が256MBを超えた時点で、ログが複数のログファイルに分割される点に注意が必要です。現在サポートされているログフィールドは次のとおりです。

    フィールド番号 名 称 意 味
    1 eventVersion レコードのバージョン 1.0
    2 bucketName バケット名 examplebucket-1250000000
    3 qcsRegion リクエストリージョン ap-beijing
    4 eventTime イベント時間(リクエスト終了時間、UTC 0時 タイムスタンプ) 2018-12-01T11:02:33Z
    5 eventSource ユーザーがアクセスしたドメイン名 examplebucket-1250000000.cos.ap-guangzhou.myqcloud.com
    6 eventName イベント名 UploadPart
    7 remoteIp ソースIP 192.168.0.1
    8 userSecretKeyId ユーザーアクセスKeyId AKIDNYVCdoJQyGJ5b1234
    9 reservedFiled 予約フィールド 予約フィールドは-と表示されます。
    10 reqBytesSent リクエストバイト数(Bytes) 83886080
    11 deltaDataSize ストレージ量変更のリクエスト(Bytes) 808
    12 reqPath リクエストのファイルパス /folder/text.txt
    13 reqMethod リクエストメソッド put
    14 userAgent ユーザーUA cos-go-sdk-v5.2.9
    15 resHttpCode HTTP戻りコード 404
    16 resErrorCode エラーコード NoSuchKey
    17 resErrorMsg エラーメッセージ The specified key does not exist.
    18 resBytesSent 戻りバイト数(Bytes) 197
    19 resTotalTime リクエスト総消費時間(ミリ秒、応答のTTLB-リクエストのTTFBと同じ) 4295
    20 logSourceType ログソースタイプ USER(ユーザーアクセスリクエスト)、CDN(CDN back-to-originリクエスト)
    21 storageClass ストレージタイプ STANDARD,STANDARD_IA,ARCHIVE
    22 accountId バケット所有者のID 100000000001
    23 resTurnAroundTime リクエストサーバー消費時間(ミリ秒、応答のTTFB-リクエストのTTLBと同じ) 4295
    24 requester アクセス者のアカウント。
    アクセス者がルートアカウントの場合、アカウント形式はルートアカウントUIN:ルートアカウントUINとなります。
    アクセス者がサブアカウントの場合、アカウント形式はルートアカウントUIN:サブアカウントUINとなります。
    アクセス者がサービスアカウントの場合、アカウント形式は権限を承認されたルートアカウントUIN:ロールIDとなります。
    匿名アクセスの場合は、-と表示されます
    100000000001:100000000001
    25 requestId リクエストID NWQ1ZjY4MTBfMjZiMjU4NjRfOWI1N180NDBiYTY=
    26 objectSize オブジェクトサイズ(Bytes) 808。マルチパートアップロードを使用した場合、objectSizeフィールドはアップロード完了後にしか表示されません。各パートのアップロード中、このフィールドには-と表示されます
    27 versionId オブジェクトのバージョンID ランダムな文字列
    28 targetStorageClass ターゲットバケットのタイプ。コピー操作のリクエストを送信すると、このフィールドが記録されます STANDARD,STANDARD_IA,ARCHIVE
    29 referer リクエストのHTTP referer *.example.comまたは111.111.111.1
    30 requestUri リクエストのURI "GET /fdgfdgsf%20/%E6%B5%AE%E7%82%B9%E6%95%B0 HTTP/1.1"
    31 vpcId VPCリクエストのID "0"(VPCではない)/"12345"(VPC。「0」以外のstringとします)
    注意:

    • 現在、COSのログ管理機能でサポートされているリージョンには、北京、上海、広州、南京、重慶、成都、中国香港、シンガポール、ソウル、トロント、シリコンバレー、ムンバイがあります。
    • ログ管理機能を使用するには、ソースバケットとターゲットバケットが同一のリージョンにあることが必要です。
    • ログを保存するターゲットバケットはソースバケットと同じにすることもできますが、推奨されません。
    • 現時点では、XML APIおよびXML APIをベースにして実装したSDK、ツールなどによってバケットへのアクセスリクエストを行った場合にのみ、ログが記録されます。JSON APIおよびJSON APIをベースにして実装したSDK、ツールなどによるアクセスでは、ログは記録されません。
    • ユーザーのニーズおよび業務の発展に応じて、COSはアクセスログに新しいフィールドを追加する場合があります。ログ解析の際に必ず適切に処理してください。

    ログ管理の有効化

    コンソールの使用

    ログ管理機能はコンソールでスピーディーに有効化することができます。操作ガイドについては、ログ管理の設定 のコンソールガイドをご参照ください。

    APIの使用

    APIを使用して、指定のバケットでログ管理機能を有効化する場合は、次の手順をご参照ください。

    1. ログロールを作成します。
    2. ログロールに権限をバインドします。
    3. ログ管理を有効化します。

    1. ログロールの作成

    ログロールを作成します。具体的なインターフェースの情報については、CreateRoleをご参照ください。
    このうち、roleNameは必ずCLS_QcsRoleとします。
    policyDocumentは次のとおりです。

    {
        "version": "2.0",
        "statement": [{
            "action": "name/sts:AssumeRole",
            "effect": "allow",
            "principal":{
                "service": "cls.cloud.tencent.com"
            }
        }]
    }
    

    2. ログロールへの権限のバインド

    ロール権限に権限をバインドします。具体的なインターフェースの情報については、AttachRolePolicyをご参照ください。
    このうち、policyNameはQcloudCOSAccessForCLSRoleとします。roleNameは手順1のCLS_QcsRoleとします。roleNameの作成時に返されたroleIDを使用することもできます。

    3. ログ管理の有効化

    インターフェースを呼び出してログ管理機能を有効化します。具体的なインターフェースの情報については、PUT Bucket loggingをご参照ください。ログを保存するターゲットバケットはソースバケットと同一のリージョンにあることが必要です。

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