tencent cloud

フィードバック

ストレージ容量料金

最終更新日:2023-10-11 14:34:05

    ストレージ容量とは、ユーザーデータが占有するストレージスペースのことです。ストレージ容量料金は、ストレージ容量とストレージ期間に基づいて算出されます。ストレージ容量料金はストレージのタイプによって、次の数種類に区分されています。タイプの違いにより、ストレージ料金に対応するストレージ容量単価、単一ファイルのサイズ、保存期間などがそれぞれ異なります。次で具体的に説明します。対応するストレージ容量料金が発生するかどうかは、ユーザーの実際のユースケース、データが該当するストレージタイプなどによって決まります。

    説明:

    ストレージタイプに関するその他の説明は、ストレージタイプの概要をご参照ください。

    ストレージ容量料金

    標準ストレージ容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    標準ストレージ容量とは、ユーザーの標準ストレージタイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は実際の標準ストレージ容量および実際の保存期間に基づいて計算されます。 全リージョン 従量課金

    標準ストレージ(マルチAZ)/容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    標準ストレージ(マルチAZ)容量とは、ユーザーの標準ストレージ(マルチAZ)タイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は実際の標準ストレージ(マルチAZ)容量および実際の保存期間に基づいて計算されます。 北京、上海、広州 従量課金

    低頻度ストレージ容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    低頻度ストレージ容量とは、ユーザーの低頻度ストレージタイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • 低頻度ストレージタイプのデータは、保存期間が30日未満の場合は30日として計算します。単一のストレージファイルが64KB未満の場合は64KBとして計算し、64KB以上の場合は実際のサイズに基づいて計算します。
    • バージョン管理機能を有効にしていない状態で、同名の低頻度ストレージタイプのオブジェクトをアップロードすると、アップロード成功後にCOSが元の同名オブジェクトを削除します。この場合、同様に早期削除されたオブジェクトによって発生したストレージ料金がかかります。
    全リージョン 従量課金

    低頻度ストレージ(マルチAZ)容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    低頻度ストレージ(マルチAZ)容量とは、ユーザーの低頻度ストレージ(マルチAZ)タイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • 低頻度ストレージ(マルチAZ)タイプのデータは、保存期間が30日未満の場合は30日として計算します。単一のストレージファイルが64KB未満の場合は64KBとして計算し、64KB以上の場合は実際のサイズに基づいて計算します。
    • バージョン管理機能を有効にしていない状態で、同名の低頻度ストレージ(マルチAZ)タイプのオブジェクトをアップロードすると、アップロード成功後にCOSが元の同名オブジェクトを削除します。この場合、同様に早期削除されたオブジェクトによって発生したストレージ料金がかかります。
    北京、上海、広州 従量課金

    INTELLIGENT_TIERINGストレージ容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    INTELLIGENT_TIERINGストレージ容量とは、ユーザーのINTELLIGENT_TIERINGストレージタイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • INTELLIGENT_TIERINGストレージによって発生するストレージ容量料金は、データ階層の切り替えによって変化します。高頻度アクセスレイヤーにある場合のストレージ容量料金は標準ストレージを、低頻度アクセスレイヤーにある場合のストレージ容量料金は低頻度ストレージを、それぞれ参考にすることができます。
    • 64KB未満のオブジェクトは引き続き高頻度アクセスレイヤーに保存されます。
    • INTELLIGENT_TIERINGストレージタイプのデータは、単一のストレージファイルのサイズにかかわらず、すべて実際のデータサイズに基づいて計算します。
    北京、南京、上海、広州、成都、重慶、東京、シンガポール 従量課金

    INTELLIGENT_TIERINGストレージ(マルチAZ)容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    INTELLIGENT_TIERINGストレージ(マルチAZ)容量とは、ユーザーのINTELLIGENT_TIERINGストレージ(マルチAZ)タイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • INTELLIGENT_TIERINGストレージ(マルチAZ)タイプによって発生するストレージ容量料金は、データ階層の切り替えによって変化します。高頻度アクセスレイヤーにある場合のストレージ容量料金は標準ストレージ(マルチAZ)を、低頻度アクセスレイヤーにある場合のストレージ容量料金は低頻度ストレージ(マルチAZ)を、それぞれ参考にすることができます。
    • 64KB未満のオブジェクトは引き続き高頻度アクセスレイヤーに保存されます。
    • INTELLIGENT_TIERINGストレージ(マルチAZ)タイプのデータは、単一のストレージファイルのサイズにかかわらず、すべて実際のデータサイズに基づいて計算します。
    北京、上海、広州 従量課金

    アーカイブストレージ容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    アーカイブストレージ容量とは、ユーザーのアーカイブストレージタイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • アーカイブストレージタイプのデータは、保存期間が90日未満の場合は90日として計算します。単一のストレージファイルが64KB未満の場合は64KBとして計算し、64KB以上の場合は実際のサイズに基づいて計算します。
    • バージョン管理機能を有効にしていない状態で、同名のアーカイブストレージタイプのオブジェクトをアップロードすると、アップロード成功後にCOSが元の同名オブジェクトを削除します。この場合、同様に早期削除されたオブジェクトによって発生したストレージ料金がかかります。
    パブリッククラウドリージョン(ジャカルタを除く)、深圳金融リージョン 従量課金

    ディープアーカイブストレージ容量料金

    課金項目の説明適用リージョン適用される課金方式
    ディープアーカイブストレージ容量とは、ユーザーのディープアーカイブストレージタイプのデータが占有するストレージスペースのことです。その料金は具体的な状況に基づいて計算する必要があります。
    • ディープアーカイブストレージタイプのデータは、保存期間が180日未満の場合は180日として計算します。単一のストレージファイルが64KB未満の場合は64KBとして計算し、64KB以上の場合は実際のサイズに基づいて計算します。
    • バージョン管理機能を有効にしていない状態で、同名のディープアーカイブストレージタイプのオブジェクトをアップロードすると、アップロード成功後にCOSが元の同名オブジェクトを削除します。この場合、同様に早期削除されたオブジェクトによって発生したストレージ料金がかかります。
    北京、南京、上海、広州、成都、重慶、東京、シンガポール 従量課金

    事前削除に関する説明

    説明関連するストレージタイプ
    事前削除とは、COS低頻度ストレージ/低頻度ストレージ(マルチAZ)、アーカイブストレージおよびディープアーカイブストレージのオブジェクトについて、アップロードから削除までが、対応するストレージタイプの最短ストレージ期間に達しないために、事前に削除する行為を指します。

    説明:最短ストレージ期間に制限のあるストレージタイプ(低頻度ストレージ/低頻度ストレージ(マルチAZ)、アーカイブストレージ、ディープアーカイブストレージ)では、事前削除料金が発生します。

    課金ルール:
  • オブジェクトが、最短ストレージ期間未満で事前削除された場合、オブジェクトにより発生したストレージ容量料金は、最短ストレージ期間に基づいて計算されます。詳細は次のとおりです。
  • 低頻度ストレージ/低頻度ストレージ(マルチAZ)タイプのデータを事前削除する場合、ストレージ期間が30日未満ならば、30日として計算します。
  • アーカイブストレージタイプのデータを事前削除する場合、ストレージ期間が90日未満ならば、90日として計算します。
  • ディープアーカイブストレージタイプのデータを事前削除する場合、ストレージ期間が180日未満ならば、180日として計算します。

    以下の操作では、事前削除が発生する場合があります。
    1. オブジェクトが最短ストレージ期間未満の状況で、ユーザーが、オブジェクトを事前削除した場合。
    2. オブジェクトが最短ストレージ期間未満の状況で、カスタムヘッダー、ストレージタイプの変更など、ユーザーがオブジェクトの属性を変更した場合、COSは、変更成功後に元のオブジェクトを削除します。この場合、オブジェクトの事前削除のために発生したストレージ料金が課金されます。
    3. オブジェクトが最短ストレージ期間未満、かつ、バージョン管理の有効化をしていない状況で、ユーザーが同名のオブジェクトをアップロードした場合、COSは、アップロード成功後に元の同名のオブジェクトを削除します。この場合、オブジェクトの事前削除のために発生したストレージ料金が課金されます。
  • 低頻度ストレージ
    低頻度ストレージ(マルチAZ)
    アーカイブストレージ
    ディープアーカイブストレージ

    ストレージ容量料金の課金方式と計算方法

    課金方式 計算方法
    従量課金
    • 日次決済
    • 1日あたりのストレージ容量料金 = ストレージ容量月単価/ 30 * 1日あたりのストレージ容量
    • 1日あたりのストレージ容量 = 当日の「5分ごとのストレージ容量」の合計 / 288(サンプリングポイント数)

    ストレージ容量価格

    説明:


    ストレージ容量の単価については、製品価格をご確認ください。

    課金の例

    説明:

    • 次の例に記載した料金価格は参考用です。実際の価格については、COS製品価格をご参照ください。
    • ストレージ量は2進数で計算されます。例えば、1TB = 1024GBとなります。

    事例1:標準ストレージ容量料金 + 標準ストレージリクエスト料金

    ユーザーのAさんが2020年11月1日に標準ストレージタイプのデータ10GBを広州リージョンのCOSバケットにアップロードし、リクエストが100回発生し、それ以外の時間には他の操作を行わず、前日に発生した料金を1日単位で決済すると仮定します。その場合、次のとおりとなります。

    • 標準ストレージ容量料金:2020年11月2日より毎日決済されます。
    • 標準ストレージリクエスト料金:2020年11月2日に決済されます。

    料金の分析は、次のとおりです。

    • 標準ストレージ容量料金 = 0.024米ドル/GB/月/30 x 10GB x 30 = 0.24米ドル。
    • 標準ストレージリクエスト料金 = 0.002米ドル/万回 x 100回 / 10000 = 0.00002米ドル

    上記の分析を総合すると、11月中のAさんの料金総額は0.24 + 0.00002 = 0.24002米ドルとなります。

    事例2:低頻度ストレージ容量料金 + 低頻度ストレージリクエスト料金

    ユーザーのBさんが2020年11月1日に低頻度ストレージタイプのデータ(サイズが34KBのファイル10000個を含む)10GBを広州リージョンのCOSバケットにアップロードし、リクエストが100回発生し、それ以外の時間には他の操作を行わず、前日に発生した料金を1日単位で決済すると仮定します。その場合、次のとおりとなります。

    • 低頻度ストレージ容量料金:2020年11月2日より毎日決済されます。
    • 低頻度ストレージリクエスト料金:2020年11月2日に決済されます。

    料金の分析は、次のとおりです。

    • 低頻度ストレージ容量 = 10GB + 30KBのファイル10000個で、約10.286GBとなります。
    • 低頻度ストレージ容量料金の計算は0.018米ドル/GB/月/30 x 10.286GB x 30日で、約0.19米ドルとなります。
    • 低頻度ストレージリクエスト料金 = 0.01米ドル/万回 x 100回 / 10000 = 0.0001米ドル

    上記の分析を総合すると、11月中のBさんの料金総額は0.19 + 0.0001 = 0.1901米ドルとなります。

    お問い合わせ

    カスタマーサービスをご提供できるため、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

    テクニカルサポート

    さらにサポートが必要な場合は、サポートチケットを送信して弊社サポートチームにお問い合わせください。24時間365日のサポートをご提供します。

    電話サポート(24 時間365日対応)