ディープアーカイブストレージ(Deep Archive)はCloud Object Storage(COS)が提供する、大量のデータの長期的なアーカイブを可能にするストレージサービスです。ディープアーカイブストレージのストレージ単価はテープストレージレベルであり、ユーザーデータの長期保存に適した低コストのソリューションをご提供します。ユーザーはローカルで複雑なテープライブラリ設定のメンテナンスを行う必要がなく、基盤ストレージメディアのアップデートを気にする必要もありません。COSが提供するAPI、SDK、エコシステムツール、コンソールなどの豊富なヒューマンマシンインタラクション手段により、データ管理を便利かつ低コストに行うことができます。
ディープアーカイブストレージは、データへのアクセス頻度が極めて低いものの、長期的に保存する必要があるケースに適しています。ログのコールドバックアップのケースでは、企業は現地の法律法令の要件に従って、毎日発生するログデータに対しコールドバックアップストレージを行い、分析と追跡に役立てる必要があります。ビューデータや自動運転などの業務では、企業には大量の画像、ビデオなどのメディアファイルが蓄積されますが、それらのデータは使用された後も長期的なアーカイブ保存を必要とします。ディープアーカイブストレージを利用することで、企業はこれらのデータをクラウド上に保存し、必要な場合にのみ復元することで、ストレージコストと運用保守管理の難度を低下させることができます。
ディープアーカイブストレージは99.999999999%(イレブンナイン)のデータ耐久性および99.95%の業務設計上の可用性をご提供します。また、COSがご提供するバージョン管理、地域間コピーなどの機能を利用することで、ユーザーのデータセキュリティはさらに保障されます。
x-cos-storage-class
をDEEP_ARCHIVE
に設定すると、ディープアーカイブへの直接伝送を実現できます。
注意:Append Objectはディープアーカイブタイプへの直接伝送をサポートしていません。
StorageClass
パラメータをDEEP_ARCHIVE
に設定し、ディープアーカイブへの直接伝送を実現するものです。x-cos-storage-class
を追加し、DEEP_ARCHIVE
に設定してディープアーカイブへの直接伝送を実現するものです。ディープアーカイブストレージには次のような制限があります。ユーザーはご利用中、関連の制限がストレージコストおよびパフォーマンスにもたらす影響にご注意ください。
説明:保存日数は論理上の日数(満24時間を1日とする)であり、カウント開始時間はファイルの変更時間を基に計算します。
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