現時点では、人為的に誤って削除されたファイルの復元はサポートしていません。バケットのバージョン管理機能を有効にしてから、バケットに同名のオブジェクトをアップロードすると、そのオブジェクトの複数のバージョンを保存でき、指定したバージョンのオブジェクトを検索、削除または復元できるようになります。ユーザーが誤って削除したデータや、アプリケーションプログラムの障害によって消失したデータの回復に役立ちます。詳細については、バージョン管理の設定をご参照ください。
ファイルフラグメントはオブジェクトをアップロードする過程で、アップロードを一時停止またはキャンセルした際に発生します。COSは5GBを超える大容量ファイルをマルチパートアップロード方式でアップロードします。その原理は、大容量ファイルを分割し、小さなパートになるよう処理してからアップロードするものです。マルチパートアップロードタスクにおいてAbort Multipart UploadまたはComplete Multipart Uploadインターフェースを呼び出さなかった場合、アップロード済みのパートはファイルフラグメントとして保存されます。ファイルフラグメントのダウンロードはサポートしていません。
ファイルフラグメントは通常のオブジェクトと同じようにストレージ容量を占有しますので、ストレージ容量料金が発生します。
COSコンソール上でファイルフラグメントを直接削除することができます。操作方法については、ファイルフラグメントの削除をご参照ください。ライフサイクルの設定によるファイルフラグメントの定期的なクリーンアップによって行うこともできます。
ファイルフラグメントのクリーンアップはアップロードに成功しなかったファイルを削除するものであり、すでにアップロードが完了している他のファイルに影響はありません。
ブラウザ、CDNキャッシュの有無をチェックしてください。ブラウザキャッシュの防止はcurl、wgetコマンドによって行うことができます。CDNドメイン名を使用してアクセスする場合は、CDNコンソールでキャッシュ更新操作を行うことができます。
次の手順に従ってCDNアクセラレーションドメイン名設定のトラブルシューティングと確認を行ってください。
a. バケットの権限がプライベート読み取りの場合:
CDN認証設定 | CDNアクセラレーションドメイン名アクセス | COSドメイン名アクセス | 一般的なケース |
---|---|---|---|
無効(デフォルト) | アクセス不可 | COSを使用した認証が必要 | CDNドメイン名に直接アクセス可能、オリジンサーバーデータ保護 |
有効 | URLを使用した認証が必要 | COSを使用した認証が必要 | 全リンクのアクセスを保護、CDN認証リンク不正アクセス防止をサポート |
b. バケットの権限がパブリック読み取りの場合:
CDN認証設定 | CDNアクセラレーションドメイン名アクセス | COSドメイン名アクセス | 一般的なケース |
---|---|---|---|
無効(デフォルト) | アクセス可 | アクセス可 | 全サーバーでパブリックアクセス許可、CDNとオリジンサーバーどちらからのアクセスも可 |
有効 | URLを使用した認証が必要 | アクセス可 | CDNアクセスに対してはリンク不正アクセス防止が有効、ただしオリジンサーバーアクセスは保護されないため非推奨 |
上記の設定に誤りがないことを確認した後、CDNアクセラレーションドメイン名へのアクセスに使用するプロトコルおよび静的ウェブサイトの強制HTTPS設定を確認してください。
上記の手順に従ってトラブルシューティングを行っても問題を解決できない場合は、チケットを提出してご連絡いただければ、さらなるトラブルシューティングを実施することができます。
クロスドメインアクセスとはHTTPリクエストによって、1つのドメインから別のドメインのリソースをリクエストすることであり、プロトコル、ドメイン名、ポートのうちいずれかが異なる場合は、すべて異なるドメインとみなされます。コンソールでの操作手順については、クロスドメインアクセスの設定またはクロスドメインアクセスのベストプラクティスドキュメントをご参照ください。
クロスドメインの設定を行い、Originを*
に設定します。詳細については、クロスドメインアクセスの設定のベストプラクティスドキュメントをご参照ください。
下図に従ってクロスドメインルールを設定し、ブラウザの切り替えを試し、実行可能かどうかのテストを行ってください。詳細については、クロスドメインアクセスの設定をご参照ください。
使用しているドメイン名がCDNアクセラレーションドメイン名の場合は、CDNコンソールでクロスドメインの設定を行ってください。詳細については、CDNのカスタマイズレスポンスヘッダーの設定のドキュメントをご参照ください。
バージョンV5(XML)のコンソールはセカンドレベルドメイン名のあいまい一致をサポートしています。バージョンV4(JSON)のコンソールはセカンドレベルワイルドカードドメイン名の設定をサポートしていません。
COSはヘッダーの一括カスタマイズをサポートしています。詳細については、カスタムHeadersをご覧ください。
データの移行を行います。COSにユーザーがリクエストしたリソースがない場合は、back-to-originアドレスによってリソースをリアルタイムでプルします。
はい。COSは自動的にディレクトリをプルして作成します。
COSとSCFを組み合わせて設定することができます。関連する実践ドキュメントは、COS上の画像を取得してサムネイルを作成をご参照ください。
COSは現在のフォルダのオブジェクト数およびオブジェクトが占有する容量サイズの確認をサポートしています。詳細については、フォルダの詳細確認をご参照ください。
バケットのバージョン管理機能を有効にすると、バケット内にオブジェクトの複数のバージョンを保存でき、なおかつ指定したバージョンのオブジェクトを検索、削除または復元できるようになります。詳細については、バージョン管理の設定のドキュメントをご参照ください。
リスト機能をアクティブ化し、生成したリストファイルに基づいて確認することができます。詳細については、リスト機能のアクティブ化のドキュメントをご参照ください。
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