データワークフローによって、ビデオ処理フローを必要に応じてスピーディーかつフレキシブルに構築することができます。各ワークフローを、バケットに入力するパスにバインドし、ビデオファイルがそのパスにアップロードされると、そのメディアワークフローが自動的にトリガーされ、指定された処理操作が実行され、処理結果がターゲットバケットの指定されたパスに自動的に保存されます。
データワークフローでは、オーディオビデオトランスコーディング(高速高画質トランスコーディング、ブロードキャストグレードフォーマットのトランスコーディングを含む)、ビデオフレームキャプチャ、ビデオアニメーション画像生成、インテリジェントカバー、オーディオビデオスプライシング、音声分離、ハイライトコレクション、アダプティブビットレートストリーミング、SDRtoHDR 、ビデオエンハンスメント、超解像度、オーディオビデオセグメンテーション、関数のカスタマイズ、画像処理などの機能を実現できます。
注意:
- ワークフローは現在、3gp、asf、avi、dv、flv、f4v、m3u8、m4v、mkv、mov、mp4、mpg、mpeg、mts、ogg、rm、rmvb、swf、vob、wmv、webm、mp3、aac、flac、amr、m4a、wma、wav形式のファイル処理をサポートしています。メディア処理のリクエストを開始する場合、完全なファイル名とファイル形式を入力しなければ、形式を認識できず処理されませんので、ご注意ください。
- 現在、ワークフロー機能ではアップロード中のビデオファイルの操作のみをサポートしています。クラウド上のデータに対してメディア処理操作を行いたい場合は、タスク機能をご利用ください。
/
で始まり、/
で終わります。入力しない場合はバケットに入力したすべてのパスが有効になります。ワークフローを有効化すると、ビデオファイルをこのパスにアップロードした時点で、メディアワークフローが自動的にトリガーされるようになります。ワークフローはデフォルトでは無効状態です。このワークフローに対応するステータスボタンをクリックすると、ワークフローを有効化できます。ワークフローを有効化すると、5分以内に有効になります。ワークフローが有効になると、その後にアップロードしたビデオファイルには自動的にメディア処理操作が行われ、処理が完了すると、新しく生成されたファイルが指定のファイルパスに出力されます。
ワークフロー管理ページに進み、作成済みのワークフローのリストを確認します。
ワークフローリストにはワークフロー名、ワークフローID、入力パス、作成時間、有効状態などの情報が表示されます。ワークフロー名、ワークフローIDによる検索、および指定されたワークフローに対する詳細の確認・編集・削除操作をサポートします。
説明:ワークフローはデフォルトでは無効状態です。このワークフローに対応するステータスボタンをクリックすると、ワークフローを有効化できます。ワークフローを有効化すると、5分以内に有効になります。
注意:ワークフローが有効状態の時は、それに対する編集と削除操作を行うことができません。
各ビデオファイルのワークフローの実行が終わると、実行インスタンスが生成されます。実行インスタンスページにはソースファイルアドレス、ワークフローの実行状態、実行時間などの情報が表示されます。
ワークフロー管理ページに進み、ターゲットのワークフローを見つけ、操作バーで実行インスタンスの確認をクリックし、実行インスタンスリストページに進みます。
リストページでターゲットのインスタンスを見つけ、操作バーで詳細をクリックし、インスタンス詳細ページに進みます。
インスタンス詳細ページで、ワークフローの各ノードのタスクID、実行状態、開始/終了時間などの情報を確認できます。
ワークフローの作成が完了すると、ファイルをバケットにアップロードする際にワークフローが自動的にトリガーされますが、バケット内に保存されているファイルに対してただちにワークフローをトリガーすることも可能です。
ワークフローは変数を使用したターゲットファイル名およびターゲットパスのレンダリングをサポートしています。現在サポートしている変数は次のとおりです。
変数名 | 意味 |
---|---|
InputName | 入力ファイルのファイル名(拡張子なし) |
InputNameAndExt | 入力ファイルのファイル名(拡張子あり) |
InputPath | ファイルの入力パス |
RunId | 実行インスタンスID |
Ext | ターゲットファイルの形式 |
Number | ターゲットファイルの番号 |
ユーザーの入力ファイルのファイル名がtest1.mp4、test2.mp4であり、FLVコンテナ形式に変換(すなわち、最終的なファイル名がそれぞれtest1.flv、test2.flvとなるように)したい場合は、ターゲットファイル名のパラメータ形式を${InputName}.${Ext}
に設定する必要があります。
ターゲットファイル名のパラメータ形式を${InputNameAndExt}_${RunId}.${Ext}
に設定したとします。
ワークフローの実行時に2つの実行インスタンス(例えば実行インスタンスIDがそれぞれ000001と000002)が生成された場合、最終的なターゲットファイル名はtest1.mp4_000001.flvとtest2.mp4_000002.flvになります。
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