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ファイルの同時アップロード・ダウンロードまたはコピー - sync

最終更新日:2022-04-15 12:28:32

    コマンド形式

    syncコマンドは、ファイルのアップロード・ダウンロード・コピーを同期させるときに使います。cpコマンドと異なる点は、syncコマンドはまず同名ファイルのcrc64を比較し、crc64の値が同じ場合は転送を行わない点です。

    ./coscli sync <source_path> <destination_path> [flag]
    
    説明:

    bucketAliasについては、設定をご参照ください。

    syncコマンドには、以下のオプションflagが含まれます。

    flagの略称 flagの正式名称 flagの用途
    -h --help ヘルプ情報を出力
    -c --config-path 使用する設定ファイルパスを指定
    なし --include 特定のモードを含むファイル
    なし --exclude 特定のモードを除外したファイル
    -r --recursive フォルダ内のすべてのファイルを再帰的にトラバーサル処理するかどうか
    なし --storage-class アップロードするファイルのタイプを指定(デフォルトはSTANDARD)
    なし --part-size ファイルチャンクサイズ(デフォルトは32MB)
    なし --thread-num 同時実行スレッド数(デフォルトの同時実行は5)
    なし --rate-limiting シングルリンクレート制限(0.1~100MB/s)
    説明:


    -syncコマンドは、大容量ファイルのアップロードやダウンロードを行う場合、アップロード/ダウンロードの同時実行を自動的に有効にします。

    • ファイルが--part-sizeよりも大きい場合、COSCLIはまず--part-sizeに従ってファイルをチャンクにし、次に--thread-num個のスレッドを使用してアップロード/ダウンロードのタスクを同時に実行します。
    • 各スレッドは1つのリンクを維持します。各リンクに対して--rate-limitingパラメータを使用すると、シングルリンクのレート制限ができます。同時アップロード/ダウンロードが有効な場合、合計レートは、--thread-num * --rate-limitingとなります。
    • ファイルをチャンクでアップロード/ダウンロードする場合、デフォルトで中断からの再開が有効になります。
    • --include--excludeは標準的な正規表現の構文をサポートしており、これを使えば特定の条件を満たすファイルをフィルタリングすることができます。
    • zshを使用する場合、pattern文字列の両端に二重引用符を付ける必要がある場合があります。
    ./coscli sync ~/test/ cos://bucket1/example/ -r --include ".*.mp4"
    

    操作事例

    ファイルの同時アップロード

    ./coscli sync ~/example.txt cos://bucket1/example.txt
    

    ファイルの同時ダウンロード

    ./coscli sync cos://bucket1/example.txt ~/example.txt
    

    バケット内でのファイル同期コピー

    ./coscli sync cos://bucket1/example.txt cos://bucket1/example_copy.txt
    

    バケット間でのファイル同期コピー

    ./coscli sync cos://bucket1/example.txt cos://bucket2/example_copy.txt
    
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